2025年3月期~2027年3月期
(1)定量目標(2027年3月期)
規模 | 営業収益 営業利益 経常利益 |
9,100億円 272億円 300億円 |
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(2)成長のカギ
1兆円企業に向けての構造改革、そして成長へのアプローチ
①HDによるグリップ力の強化
②主力SM事業を支えるグループ企業群の再編
③異質競争によるダイナミズム創出
(3)4つの戦略
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成長戦略・環境に合わして変化を続ける
1)本業オーガニック成長
- 来店目的を明確化させてデスティネーション・ストア化の促進
- 3業態(SM、DgS、HC)におけるD・Sモデルの確立
- (SM)年商10億円未満の店舗の「ネオD・S」化
2)二毛作
- (EC)売上高200億円に向けて、製造直販モデルの実現
- (海外)にぎりたて事業の拡大(バンコク)、PB商品の輸出(ハノイ)
- (行政連携)公共イベント・工事関連物販、スポーツクラブの教育利用
3)関西500億円構想
- 多様な業態を活かした出店+M&A(+事業譲受)による関西への拡大
- 都市部における生鮮特化型SM出店(八百鮮・たこ一)
- 惣菜事業における関西出店展開(大阪・梅田、他)(デリカキッチン)
- (インフラ)枚方物流センター稼働(2024年10月予定)
4)人口減少モデル業態開発
- 損益分岐点の低い、小商圏における新業態の開発
- グループ企業のリソースを活用した業態の促進(DgS+デリカ、HC+生鮮など)
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収益戦略
1)流通機能再編・機能4社売上高500億円へ
- (中部興産社)物流インフラの構築、愛知・岐阜における総合センター設立
- (中部流通社)グループ商社機能の統合、包材資材の川上統合、商品開発サポート
- (中部フーズ社)ドラッグストア向け出荷の拡大、新工場操業
- (メンテックス社)グループ会社との連携強化、コインランドリー事業進出
2)流通インフラ再投資
- 枚方物流センター稼働(2024年10月予定)
- 名古屋みなとドライ物流センター(SM・DgS、2024年10月予定)
- 4プロセスセンター(富山・静岡・岐阜2)+関西エリア向け新PC計画
3)グループ共通PB
- 製造小売(SPA)型の商品開発
- 3業態共通プライベート・ブランド(PB)の構築
- 仕入・調達の一本化、販売政策の共有
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持続性戦略
1)人材育成
- 次世代リーダー育成(経営幹部研修)
- 働き方改革の推進
- 多様なキャリアパスの提示(グループ横断人事による「複眼人材」の育成)
- 社内公募制度
2)財務戦略
- 投資会議設置による投資管理スキーム
- グループ管理会計の整備と予算統制の強化
- 業態別情報、セグメント情報の開示充実
3)サスティナビリティ
- 社会問題への解決策を提供することによって社会・地域・生活者から愛される存在となり、新たなファンをつくる
- 『地域共創モデル(「困窮者への食品・日用品提供」、「買い物課題解決」等)』構築
- TCFD提言に基づく情報開示
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差別化戦略
1)金融・LuVit(ルビット)事業
- 自社クレジットカードによる外部流出決済コスト削減効果 (2024年3月期外部流出コスト:25億円→22億円に。10年間で累計140億円の抑制効果を期待)
- 会員数拡大へ(カード会員550万件、アプリ会員200万件)
- 「健康機能」を軸とした自治体様との連携
2)DX
- 集中的な在庫整理期間設定による売上・オペレーションの向上
- 棚割データと連携した自動発注による商品の改廃コントロール
- (効果)欠品と長期滞留在庫の抑制 ▶ 売上高への貢献・回転日数の短縮化