経営戦略STRATEGY

    バローグループは、スーパーマーケット、ドラッグストア、ホームセンター等の多様な事業を展開するとともに、製造から流通・販売までを一貫して担う「製造小売業」を志向するビジネスモデルを構築し、グループの経営資源を組み合わせながらシナジーを創出しています。

    当社グループは、企業価値の向上に向けて、2011年3月期より中期経営計画を策定・遂行してまいりました。 最初の5ヵ年は「事業規模の拡大」を戦略目標に掲げ、スーパーマーケット及びドラッグストアの出店を加速し、規模拡大に対応すべく、物流、製造・加工機能等のインフラを整備・拡充しました。「経営効率の改善」を課題とした2016年3月期からの3ヵ年は、スーパーマーケットの既存店改装とインフラの効率改善を進めながら、ドラッグストアをグループの成長を牽引する事業と位置づけ、高水準の出店を継続しました。そして、2019年3月期からの3ヵ年は、スーパーマーケットを中心に来店動機となる商品・カテゴリーを有する「デスティネーション・ストア」への転換を進めるとともに、その構成要素である商品力の向上に注力し、基本方針「店舗数から商品力へのパラダイムシフト」にあるとおり、出店による成長からの転換を果たしました。

    同時に、企業間連携を通じて包括的な協働取り組みも進め、商品調達を始めとする領域で成果が現れつつありますが、経営効率の一層の向上を達成するためには、多様な経営資源を活かしきる必要があると考えて おります。また、新型コロナウイルス感染症の影響下、日常生活に欠かせない商品を安定供給するという変わることのない社会的使命と、新たな生活様式・消費行動に合わせて商品・サービスの提供方法を変える必要性の双方を認識し、当社グループが社会の中でどのような存在でありたいか、どのように価値創造を図るのかを改めて整理いたしました。

    その結果、2030年を見据えた中長期経営方針「バローグループ・ビジョン 2030」、「サステナビリティ・ビジョン2030」を定め、その実現に向けて「バローグループ新中期3ヵ年経営計画」を策定いたしました。経営理念に掲げる「創造・先取・挑戦」の姿勢で、持続的な成長と持続可能な社会の実現を目指して取り組んでまいります。

    経営理念、中長期経営方針、戦略目標

    中長期経営方針

    バローグループ・ビジョン2030

    バローグループの商品・サービス・決済で地域を便利に、豊かに繋ぐ「バロー経済圏」の構築と商品力で選ばれる「デスティネーション・カンパニー」を目指します。その実現に向けて、顧客との接点を強化し、「製造小売業」としてのビジネスモデルを進化させます。

    サステナビリティ・ビジョン2030

    バローグループは、持続可能な社会の実現に向け、事業活動を通した全員活動によって地域社会の発展と社会文化の向上に貢献します。

    戦略目標

    コネクト2030

    商品で繋ぐ

    バローグループの商品力
    「デスティネーション・ストア」を構成し、グループ製造機能を活用した「バローグループにしかない」魅力ある商品を提供。

    「製造小売業」への進化
    製造機能を強化するとともに、DXを通じサプライチェーンの情報を連携し、調達・製造拠点や企業間連携の広がりに対応。

    顧客と繋がる

    顧客との接点強化
    グループ店舗網だけでなく、ECやLuVitカード・アプリを活用。
    EC戦略の重点領域は「ドミナント自社EC」と「広域協業EC」。

    特に強化する「地域」との接点
    グループ経営資源を活用して複数の接点を持ち、地域が抱える課題を解決。

    社会との繋がりを
    意識した経営

    グループ・ガバナンスの強化
    当社の特徴であるグループ経営はガバナンスを更に強化。

    グループ全従業員で活動推進
    ビジネスモデルに関わる3つの重点領域「地球環境」「地域社会」「人材の多様化」について、6つの分科会を設置し、グループ全従業員で活動。

    進化させるビジネスモデル

    DX(デジタル・トランスフォーメーション)を通じて、顧客との接点強化と「製造小売業」への進化を果たす。

    進化させるビジネスモデル

    中期3ヵ年経営計画はこちら

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